最近の記事はこちらメニュー

最近の記事はこちら

【5月15日】ありがとう

公開日
2024/05/15
更新日
2024/05/15

校長のひとりごと

 昨日の学校運営協議会の最初に、実行委員長の宮崎龍史さん、そして水町友さんから「生徒会スローガン」と「体育祭スローガン」の説明等をしてもらいました。多少の緊張はしていたようですが、委員の皆様の前で、堂々と説明をしている姿に改めて素晴らしい子どもたちだと感じました。委員の皆様方からも「しっかりしてますね!」「立派ですね!」「素晴らしい子たちですね!」「彼らからも大野東中のよさが伝わってきます」などと褒めていただきました。
 今日のリハーサル開始前、本部にいた二人に「昨日はありがとう。素晴らしかったよ!」と言うと、二人ともにとても素敵な笑顔で「ありがとうございます!」と言ってくれました。二人は、いつも笑顔で挨拶をしてくれます。陸上部で生徒会長の宮崎さんは、大野城市の駅伝大会の応援に行ったときも、私が会場を出るとき、きちんとお礼を言ってくれるし、水町さんは、いつ私が声をかけても礼儀正しく笑顔で対応してくれて…何でこんなに素敵な子たちなんだろうと感心させられます。
 また、ブロックアピールの練習が始まるとき、指揮台に上がっていた赤ブロック長の牟田有藍さんに「いつも誰にも負けないくらい声を出して、本当によく頑張っているね」と声をかけるとやはり笑顔で「ありがとうございます!」とさわやかに言ってくれました。
 宮崎さん、水町さん、牟田さんのように、声をかけると笑顔で返事をしてくれたり、きちんと「ありがとうございます!」と言ってくれたりすることは、当たり前という人もいるとは思いますが、私はそのようなことがきちんとできるということは、本当に素晴らしいことだと思っています。それはもちろん三人に限ったことではありません。他にもたくさんいます。そして、そのような笑顔での挨拶や対応、「ありがとう(ございます)」や「すみません(または、ごめんなさい)」が、日常生活の中で互いに当たり前にきちんと言い合えることができれば、人間関係は必ずよくなっていくと思います。
 始業式で「当たり前に感謝し、“ありがとう”が溢れる学校にしよう!」ということを私は子どもたちに伝えましたが、子どもたちだけでなく私たち大人こそ、そういう当たり前に感謝し、相手に敬意をもってきちんと言葉に表すことが大事だと思っています。私はいつも子どもたちの素晴らしさに感動し、そして子どもたちからたくさんのことを学ばせてもらっています。本当に感謝です。
 今日が終わると体育祭まであと三日…こんなに素晴らしい子どもたちですから、きっと、感動の涙あふれる素敵な体育祭を創り上げてくれると信じています。

 ちなみに…
 「ありがとう」という感謝の言葉を伝える行為は、伝える側にも多くの効果をもたらすといわれています。カリフォルニア大学のロバート・エモンズ教授はの研究では、感謝を伝えることが健康や幸福度によい影響を与えることを示しています。感謝の言葉を伝えることにより、伝える側のストレスが軽減され、幸福度が増す。すなわち他者への感情が自分自身に対する満足感を高めるといわれています。また、感謝の表現は、他者との良好な人間関係を築くことに貢献し、これがさらなる自己肯定感や社会的なつながりを生み、幸福度が増大するそうです。ですから、大人の世界でいえば、職場で「ありがとう」などの感謝を伝え合うことは、「組織風土がよくなる」「職員一人一人の帰属意識が強くなる」「コミュニケーションが活発になる」などのメリットがあるといわれます。職場風土がよくなるということは働きやすい職場環境ととなり、それが職員の働く意欲につながったり、より高い利益や効果をうむのではないかと思います。
 学校で例えるなら、職員が「チーム大東」の精神で子どもたちのために協力しあえば、きっと教育効果は最大になっていくし、職員が働きがいも高まると思います。そこに、保護者の方々、地域の方々、関係機関など様々な力を結集し、子どもたちに関わり支援していくことで、子どもたちのよりよい未来と笑顔につながっていくと思います。
 だからこそ私たちは感謝を忘れず、「ありがとう」の言葉を大切にし、きちんと伝えあうことが必要だと考えます。私はもっと、子どもたちを見習わなくては…(^_^;)