【11月13日】夢がある人は強い!
- 公開日
- 2024/11/13
- 更新日
- 2024/11/13
校長のひとりごと
待ちに待った本年度の夢講座。今日の講師の先生は、KBCの「アサデス。」でおなじみの徳永玲子先生でした。
ひと言…感動しました。
子どもたちも喜んでくれていたようで本当に嬉しく思います。徳永先生の話を一部紹介します。
徳永先生は、幼稚園のときから女優になりたいという夢をもっていました。その夢を叶えるために中学生のとき「劇団」に入ることを親に懇願しました。入会金は7万円、月々の月謝は1万円、当時はとても高額で簡単に支払える状況ではありませんでした。そこで、禁止されているアルバイトしかないと考えました。肉屋さんのバイトをはじめた徳永先生。少しずつ仕事にも慣れ面白くなってきた頃、学校の先生にばれて叱られます。それでもまた隠れてバイトしながら劇団を続ける生活。高校生になってもまだ別のバイトを続け、女優を目指し、困難を乗り越えていかれました。
徳永先生はこんなことをおっしゃいました。
「夢がある人は強い。負けない」
「近い目標、遠い夢を持つといい!」
「なりいたい自分をイメージして、そのためにどうすればよいか、何をすればよいかを考えて行動する」
20歳のときに、劇団にKBCテレビの方が来られて番組アシスタントのオーディションの話が…。そして合格し、番組のアシスタントへ。しかし、自分の勉強不足が多すぎて叱られる毎日。たくさんの失敗の中でたくさんのことを学んできたそうです。勉強しておくことの大切さ、知らないでは済まないことなどたくさんのことを学ばれました。
現在も毎朝4時に起きて、5時にはテレビ局。メイクさんがきれいにしてくれて、たくさんの素敵な方とも出会えるし、忙しくても本当に仕事が楽しいとのこと。しかし、体も心も健康じゃないと何もできない。若いとき本当に苦しかったけど、今思うとそのことがあったから今がある。前向きな気持ち、気の持ちようが大切。
また、徳永先生は、不妊治療で病院に通い続けられ苦しくて悲しかった経験をふまえ、いかに命が尊いか、生まれてきたことがどれだけ奇跡的なことであるかについても話してくださいました。
「みんなは奇跡。奇跡で生まれたんだよ。たくさんのことを乗り越えて今いるの。思春期でモヤモヤすることもあると思うけど、それは誰でもそうだから。でも、みんなはきっと乗り越える力がある。きっと乗り越えることができるから…」
そう言って励ましてくださいました。さらに、
「今できることを精一杯にやること。そして、こうしたら相手がどう思うかとか、どんな気持ちになるかなど想像力を働かせてほしい。それが思いやりに繋がるから…」。
最後に『いのちをいただく』という本の朗読をしていただきました。登場人物になりきって声色を変え、魂を込めた朗読でした。私はもちろんですが、泣いている先生、子どもたちがたくさんいました。さずがに「プロ」は凄い!そう思いました。心から感動しました。終わると、自然と会場のみんなが拍手をしていました。
やはり、私たちはかけがえがない。奇跡が繋がって生まれてきた。そして、一人一人がたくさんの方に支えられ生きている。だからこそ、今を大切に、命を大切にそれぞれの夢や目標に向かって精一杯に歩みを進めていくことがやはり大切だと、徳永先生の話から改めて思いました。
子どもたちに寄り添って話してくださる姿、一人一人の言葉に丁寧にあたたかいコメントをしてくださる徳永玲子先生の人柄の素晴らしさに感銘を受けました。
徳永玲子先生、今日は素敵な講演、本当にありがとうございました!!