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【5月13日】“ありがとう”を100回

公開日
2025/05/13
更新日
2025/05/13

校長のひとりごと

 今日は、体育祭リハーサルでした。本番をよりよいものにするために、それぞれの競技や係の運営、進行などについて確認しました。課題はありましたが、修正して、本番はきっと素晴らしい感動的な体育祭になるものと期待しています。


 午後からは「第1回学校運営協議会」を実施しました。その会のはじめに、生徒会長である竹之内凜さんから「今年の生徒会活動について」、小田部大翔さんから「体育祭について」、委員の皆様にスローガンやスローガンの意味、意気込みなどについて話をしてもらいました。二人共に「原稿」を持たず、しっかりとした口調で立派な挨拶をしていました。どんどん成長していく二人の姿を見て、改めて頼もしくそして誇らしく思いました。委員の方々も、「あんなに立派な二人がいる大野東中は、本当に素晴らしい学校だということがわかります。安心しました!」などとおっしゃっていました。

 体育祭実行委員長・副委員長である二人は体育祭練習も、本当によく頑張っています。今日も竹之内さんに練習前に「今日もよろしくね!」と言うと、「はい!頑張ります!」と笑顔でガッツポーズまでしてくれて、こちらまで笑顔になります。何でも一生懸命、何でも全力…本当に素晴らしい子どもたちに“感謝”です(^_^)


 さて、松浦弥太郎さんの著書『自分で考えて生きよう』の「『ありがとう』一日に100回」からです。


 「一日に何回、ありがとうを言うか、数えたことはあるかい?」

 師と仰いでいる知人がこんなふうに訊いてきた。休日のある日、夢や希望を実現させるためにはどうしたらいいか、と話し合っていたときのことだ。

「数えたことはありませんね…。うーん、でも10回くらいかなあ」

「私は一日に100回を目標にしているんだよ」

そう言うと、知人はさらに言葉を続けた。

「お店をやっていたりする人は特別だけど、そうではなくて仕事や暮らしの中で一日にありがとうを100回言うのはなかなか大変なこと。だけど、ありがとうを100回言うことが夢や希望を叶える最高の秘訣なんだよ」

 知人は実業家として大きく成功しているひとだから、言葉に説得力があった。

「ありがとうを100人に言うことですよね。そんなにたくさんの人にぼくは会えません」

「いや違うんだ。ありがとうを言うのは人だけでなく、モノや植物、空や太陽というような、どんなものにも、ありがとうと言葉をかけるんだよ。そうすれば一日に100回言うのはむつかしくはない。いいかい、心が込められたありがとうという言葉は、言葉をかけた数だけ、言葉をかけたそれぞれが自分の夢や希望の実現を助けてくれるんだよ。わかるかい? 君もがんばれ」

 と知人はにっこりと微笑んだ。えんぴつや机の上の花、窓からそよぐ風、履いている靴、そんなモノにも、ありがとうを言う。もちろん会った人にも、ありがとうを言う。

 一日にありがとうを100回。

 これはなかなかよい日課だと思い、その日からぼくも続けている。数えるのは大変だから、数えずに200回くらい言うのがコツである。


 たくさんの人やモノ、ことに感謝することが素晴らしいことは、多くの方が言われます。そういうことに「感謝」の気持ちをもって、それを「ありがとう」の言葉(形)にする。その繰り返しと心がけで、物事はよい方向に向かってくると…。

 私もありがとうを100回…頑張って続けてみようかな。


(ひとりごと 第1014号)