朝練習の意義
- 公開日
- 2016/12/08
- 更新日
- 2016/12/08
お知らせ
いろいろな考えがあるでしょうが、普段何気なしに行っている朝練は子供達にどのような効果があるのでしょうか。ある学校の剣道部の先生で有名な先生がいらっしゃいました。
最初の赴任校の剣道部は挨拶もできない、見ていないと練習をサボる、問題行動を繰り返すなど、どこにでもあるような部活だったそうです。そこで取り入れたのが朝練です。朝練をすることで、技能の向上を望んだのではありません。
まずは、朝必ず行わなければいけないとされる「おはよう」などの挨拶・礼儀指導、道場に入ってくる際の靴並べなどのマナー指導をおこないました。また、学校の中心は授業であり、学校生活の中で一番長く行われます。そのため夜更かしや夜遊びを行うと授業だけでなく生活リズムが狂い、何事にもやる気を失ってしまいます。しかし「明日は朝練があるから」と意識をさせることで規則正しい生活を送らせることができるようになったとのことでした。子供達は徐々に剣道部員としての意識が上がっていきました。そして少しずつ強い学校に試合を申し入れるなどを繰り返し、子供達のやる気を起こさせ子供自身が欲を持って練習を始め、赴任して4年目に全中優勝を勝ち取ったとのことでした。その後は、何も言わずともこれが伝統になり、異動した学校でも噂が噂を呼び、ほんの少し手を加えただけで次の学校でも全中優勝を成し遂げました。
脳科学的から 〜朝の運動には〜
朝に身体を動かすと、脳の血流が促進され、脳が「常に活発に活動している状態」になるという。朝に運動すれば、こうした運動の効果を、より長時間、享受できるのだ。
コラムで言及されている書籍、『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン著、2009年、日本放送出版協会)では、シカゴのある高校の生徒たちが、始業前の「0時限」目にランニングを行った結果、成績が向上したとの事例が紹介されている。関係ありませんがダイエット効果も朝ということでした。