【6月8日】自分の可能性
- 公開日
- 2021/06/08
- 更新日
- 2021/06/10
Kのつぶやき
昨日また、嬉しいビッグニュースが飛び込んできました。女子ゴルフ全米オープン選手権で、笹生優花(さそうゆうか)選手19歳が、史上最年少・日本人初(5大メジャー大会では3人目)の優勝をしました。本日の西日本新聞の記事からです。
宮里藍さんらに憧れ、8歳で「世界一になりたい」とゴルフの道へ。父、正和さんは「うちはお金がない。日本でずっと練習に通うことは無理だった」と振り返る。物価の安い母の母国であるフィリピンへ、小学3年生になる前に移住した。転機は13歳。米国での試合で、17歳の選手に飛距離で約50ヤード(約46メートル)の後れを取った。「悔しい。来年には同じように飛ばせるようになりたい」と泣きじゃくった。
父は厳しい練習を課すことに葛藤があった。それでも負けず嫌いな娘は姿勢を崩さない。仕方なく「憎まれるのは嫌だ。一筆サインしてくれ」と娘に“誓約書”を書かせた。「厳しく練習するが、親を憎まない。嫌わない。娘としての笑顔を忘れない」
猛練習が始まった。毎朝5時から30分のランニング。体に2キロの重りをつけて100メートルと50メートルのダッシュを10本ずつ。反復横跳び30分。技術練習の後は30キロのバーベルを担いでスクワットを行った。重りを両足につけての野球の素振りやシャドーボクシングも取り入れた。娘はそんな鍛錬を誇ることなく「楽しさを忘れないでプレーしたい。世界ランキング1位になりたい」と、淡々と前進する。懸命にトップを追ったこの日の最終盤、2ホール続くパー5で「自分の飛距離を生かせると思っていた」。自信を持ってドライバーを振り抜き、2打目をグリーンそばまで運んでバーディーを連ねた。
勝因を問われた娘は「支えてくれた家族が、ずっとそばにいてくれたから」と声を詰まらせた。見守った父は「こんなに早く・・・。良かった」と号泣した。
8歳で「世界一になりたい」と思い、父親との厳しい練習にも耐え抜き、この結果にたどり着いたのだと思います。自分を信じ、家族を信じ、ひたすらに努力をしてきた結果です。国内男子ツアー通算94勝を誇るゴルフ界のレジェンドであるジャンボ尾崎さんのコメントがあります。
「笹生の今回の優勝は彼女の育ってきた辛い環境をバネにした“何クソ精神”の賜物であると思う。努力しかないことを一番理解し頑張ってきた成果でもある。本当におめでとう」
あの有名なジャンボ尾崎さんが「努力しかないことを一番理解し頑張ってきた成果」と認めるほどの努力だったのだろうと容易に想像できます。
昨日紹介した陸上の山縣亮太選手といい、先日4大会連続で体操五輪出場内定を決めた内村航平選手といい、笹生選手といい、すべては「努力」がいかに大切かを私たちに教えてくれているのだと思います。最後に、田口久人さん著の『きっと明日はいい日になる』という本の中にある言葉を紹介します。
自分にできない理由ばかり探すのをやめなさい
わからないのは仕方ないからできることから始めなさい
明日やればいいと先延ばしにするのをやめなさい
一度やめたらクセになるから少しでも続けなさい
気分が乗らないときこそ考えすぎずに飛び込みなさい
どんな人でも失敗するから恐れずにやりなさい
自分が思う以上にできるから限界を作るのをやめなさい
結果が出ないことがあっても自分の可能性を信じなさい
無理だと決めるのは他人ではなく自分だから今すぐ動きなさい