【9月3日】冥利(みょうり)に尽きる
- 公開日
- 2021/09/03
- 更新日
- 2021/09/03
つぶやき
昨日は午後から、ある中学校への出張でした。17時頃会議が終わり、部屋を出て職員室前を通ったとき突然、「藤井先生!お久しぶりです!」と声をかけられました。
「先生、覚えてますか?」
「ん〜・・・」
「○○○○です。わかりますか?」
名前を言ってくれたので私は、
「あ〜、○○○○ね。わかったわかった。覚えてるよ。でも、マスクしてるし、ずいぶん大人になっているから、言われないとわからないよ。ここの先生になってたんだね。」
「そうなんです。去年からここの先生として頑張っています。先生が今日来られていると聞いたので、出てこられるのを待っていたんです。」
彼女は私が最後に学年主任をした学年の生徒でした。中学校時代は、とても明るくいつも笑顔、様々なところでリーダーをして活躍していた生徒でした。何より彼女の一番の印象はその素敵な笑顔でした。そのあとしばらく廊下で立ち話をしているときも、とても素敵な笑顔でした。
彼女は、中学時代に行事やたくさんの活動で、先生方と一緒に熱く頑張ったことがとてもいい思い出となって「私も教師になりたい!」と思ったそうです。私との久しぶりの再会をこんなにも喜んでくれる彼女の様子を見ながら、とても嬉しい気持ちになりました。そして何より、中学校時代が楽しく充実していたおかげでこの職業についたことを改めて聞くと、私はとても有り難いと思いました。
「子どもたち、かわいいやろ?」
「はい!とってもかわいいです!」
「そうそう、そうなんよね〜。子どもって本当にかわいいよね。これからも、ぜひ、その気持ちを忘れず、子どもたちの笑顔と未来のために精一杯がんばりーね!」
「はい!頑張ります!」
と、中学時代と変わらないようなとっても素敵な笑顔でこたえてくれました。
「今日先生と会えたこと、友達みんなに伝えます!」
などと言われ、少し照れくさかった私ですが、あのときに少し戻ったような気がして、懐かしく、そして、元気をもらいました。彼女のような素敵な先生が、これから子どもたちのためにますます活躍してくれることを心から願います。
夕方学校に戻り、彼女に送る約束をした、私の「学級通信」や「学級づくりの資料」などの準備をしました。今日送る予定です。
教え子の活躍・・・教師冥利に尽きるなぁとしみじみ感じた私でした。