2時間目に安元雅子先生の3年2組国語の授業を参観させてもらいました。今日の授業のねらいは、広告の特性や価値について複数の観点から評価・分析することでした。そして、そのことを通して、次の時間から取り組む「説得力のある批評文を書く」活動へとつながるものだと思います。
　題材には、新聞広告クリエイティブコンテストにテーマ「捨て犬、捨て猫問題」や「絆（きずな）」で入賞した作品および最終選考に残った作品が使われていました。子どもたちは、その作品を見て、3つの視点（キャッチコピーや言葉、写真や絵・構図、制作者の意図）で、その意味や価値などについて真剣に考えていました。グループでの交流では、タブレットを活用し対話しながら積極的に話していました。その後、批評文を書く際に取り入れたい内容について、全員が真剣に考え、黙々と学習プリントに書いている姿に感心させられました。こんな学習を続けていけば、説得力のある批評文を書けるようになるというだけでなく、物事を多面的に見て、正しく分析し、論理的に書いたり説明したりできるようになっていくと私は思いました。何より、3年2組の子どもたちの「学び」に向き合う姿勢がたいへん素晴らしいと思いました。今日も私自身がとても勉強になりました。安元先生、ありがとうございました！

　3時間目は、保護者の方の授業参観でしたが、その中でも数学科や家庭科などではタブレットを活用した授業が展開されていました。御陵中では、この2学期は特に、すべての教科等でICTを活用した授業に積極的に取り組んでもらっています。もちろん、ICTを活用すること自体が目的ではありません。活用することで子どもたち一人一人の学びが深まっていくためのものです。それとあわせて、子どもたちの情報モラル向上や活用のためのルールづくりなど保護者の皆様と協力しながら取り組んでいきたいと思います。これからも、子どもたちの「自律貢献」に向けた授業改善に努めていきたいと思います。

　本日は授業参観・展示見学3日目でした。ご来校いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。保護者の皆様の文化週間における授業参観および展示見学は明日までとなります。少しの時間でもご都合がつきましたら、ぜひお越しください。