【1月17日】忘れない
- 公開日
- 2022/01/17
- 更新日
- 2022/01/17
つぶやき
本日1月17日、1995年の阪神・淡路大震災から27年を迎えました。1995年1月17日午前5時46分、明石海峡の地下16kmを震源とするM7.3の地震によるものでした。淡路島から阪神地域にわたって、50程度の震源断層が最大数mずれ、阪神地域に強烈な揺れが襲いました。その当時、「震度」は人間の体感で測られており、震度6と震度7を区別することが難しいため、震度7は、現地の被害状況に基づき家屋倒壊率30%を目安に定めることになっていたそうです。したがって、震度7と発表されたのは、地震発生3日後でした。激震地域の震度情報の遅れが、初動対応の遅れにもつながるということで、体感による震度観測から、1996年4月に「地震計」による計測になり、即時発表できるようになりました。阪神・淡路大震災では、6434人の命が奪われ、全半壊家屋約25万棟、10兆円を超える被害となりました。
今朝、神戸市など大きな被害を受けた地域では、遺族らが地震が起きた午前5時46分に黙とうし、犠牲者を悼みました。神戸市中央区の公園「東遊園地」では、犠牲者を追悼する、およそ5000本の竹と紙の灯籠が、震災が起きた日付の「1.17」と「忘れない」ということばの漢字「忘」の形に並べられました。この文字には、震災から27年がたち「忘れてしまわないように」という思いや、思い出すのがつらく「忘れたい」人たちの思い、そして「忘れられてしまう」といった危機感など、さまざまな意味が込められているそうです。
阪神淡路大震災に関して、今朝ツイートされたものをいくつか載せます。
◆当たり前の毎日に慣れないよう風化させないように 次に伝え できる事を考える日
◆あの日のことは忘れません。失われた命に哀悼を。復興に尽力した方々へ感謝を。今生きているすべての人にありがとう
◆阪神淡路大震災から27年。今年もしっかりと手を合わさせて頂きました。今日は神戸の街は祈りの一日となります。神戸だけでなく、全国の皆様も、震災を知らない人たちも、この日を大切に。他人事にならないように。そして、今後それぞれの地域で懸念される災害に備えていきましょう
◆今日は阪神・淡路大震災の日です。当時小学校1年生でした。倒れてくるタンスをばあちゃんが背中で受け止めてくれて助かりました。ばあちゃんがおらんかったらどうなってたかわからん。ばあちゃんのおかげで生きてる。命を贅沢に使わないとあかんなぁと思います!今日も生きる!
◆阪神淡路大震災から27年。 あの日も休み明けの朝だった。 その頃の記憶も景色も、 少しずつ風化していくけれど、あの日の事は、ずっと忘れないよ。日頃の備えも大事。 1日1日、大切に過ごそう。今日もよい1日を。大好きな人には、ちゃんと会っておこう
改めて私たちは、犠牲になった方々に追悼の意を表すとともに、この震災での悲しみと教訓を忘れてはいけないと思います。生きていることに感謝、生かされていることに感謝して、一日一日を大切にしていきたいものです。