【2月15日】点と点をつなぐ
- 公開日
- 2022/02/15
- 更新日
- 2022/02/15
Kのつぶやき
家のパソコンもずいぶんと古くなり、かたまったり動きがものすごく遅くなったりして「買い換え」をずいぶん前から考えているところです。しかし、あまりにもたくさんの種類のパソコンがあり、迷ったあげく二の足を踏んでいる状況です。次から次に新製品が出て、様々な機能があり、現在使っているパソコンやスマートフォンですらどれほど使えているのだろうと思います。そんなパソコンやスマホでは有名な「Apple」の共同創業者であるスティーブ・ジョブズ(1955年2月24日〜2011年10月5日)の言葉が、『未来を変える偉人の言葉』という本に載っていました。
『先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの点でつながると信じなければならない』
ジョブズといえば、世界的に超有名なアメリカの起業家、実業家、工業デザイナーです。「AppleII」「iPod」「iPhone」「iPad」などを世に送り出したと評される方です。
先ほどの言葉について、著者の方がこんなコメントを載せています。
「ジョブズは、もともとコンピューターとは全く違う文字芸術を学んでいたが、その時に文字間のスペースによっていかに文章が映(は)えるかを知った。また禅と瞑想にハマった時には、パソコンの冷却中のファンが集中の妨げになるということから、“静かなパソコン”の開発に邁進(まいしん)した。この言葉にはジョブズ自身の体験から、夢中になれば、どのような経験であっても、あとでつながって一つの形に通じるという意味がある」
ジョブズは21歳で起業し、その後数々の革新的な製品を世に送り出し成功を収めました。ある本には、ジョブズは22歳で100万ドル(当時3億円)以上、24歳で1000万ドル(30億円)以上、25歳で1億ドル(300億円)以上の資産をすでに持っていたと言われていますが、ジョブズはのちにこう言っていたそうです。
『お金のためにやっていたわけじゃないんだから。死ぬときお金をいくら持っているかなんてどうでもいいんだ。毎日、ああ、今日はすばらしいことをしたなぁと思いながらベッドに入りたい。僕にとってはそれが大事なんだ』
スティーブ・ジョブズのことを、「イノベーター(革新者・新技術の導入者)」と呼ぶ人もいます。今では当たり前となっていますが、当時は世界中が驚く革新的な商品を次々に世に出していったのです。『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』という本には、イノベーターの条件として「疑問力」「実験力」「ネットワーク力」「観察力」などが載っています。
身の回りのことに常に疑問をもったり、とにかく繰り返し繰り返し実験したりやってみたり…ジョブズのように分野の違う人とのネットワークを広げていくことで新たな着想や発想が浮かんだりする。さらにはよく観察したり調査したりして、人が何を求めているかを冷静に判断し次へのチャレンジをしていく。それがすぐに役立つかはわからないが、できると信じて試行錯誤を続けているうちに点と点がつながり、人々が驚くような新たな製品が生まれる…
こういう「力」や「考え方」は、職業は違っても、たいへん参考になることだと私は思います。