学校日記

【8月4日】音楽の力

公開日
2022/08/04
更新日
2022/08/04

Kのつぶやき

 8月1日・2日で行われた「福岡吹奏楽コンクール」に出場した本校吹奏楽部は「銀賞」でした。県大会への出場は叶いませんでしたが、指揮者の瀬谷先生と子どもたちの一体感、心にも響く素敵な演奏に、私はとても感動しました。私の中では、金賞以上の立派な演奏でした。吹奏楽部の皆さん、素敵な演奏をありがとうございました!
 そして今日は、3年生にとって最後の演奏となる「大野城市5中学校吹奏楽部合同演奏会」です。3年生の皆さんの最後のステージ、しっかりと見させていただきます。頑張ってください!何より演奏を楽しんでくださいね!

 ちなみに、私は音楽が大好きです。以前もお伝えしましたが、中学校時代に松山千春さんが音楽番組の中継でコンサート会場から、ギター1本で“季節の中で”という曲を弾き語りをしているのを聴いたときの私の衝撃。「俺もギター弾いて歌いたい。将来は歌手になる!」、なんて夢を描いていました。親へギターを買ってくれと懇願し続け、ついに買ったYAMAHAのギター(今も自宅にあります)…。バレー部の練習が終わり帰宅すると、時間さえあれば毎日練習しました。最初は松山千春さんの曲。その頃は「フォーク」全盛の頃で、かぐや姫、チューリップ、井上陽水、アリス、オフコース、吉田拓郎、チャゲ&飛鳥、長渕剛…様々な曲を練習しました。学級でのお別れ会で演奏したり、高校生になると友達と二人で文化祭に出演したり…。大学ではバンドを組んで安全地帯や洋楽なんかもしてました。世の中にはすごく上手な方がアマチュアとして活動されている現実も知り、また、教育実習に行き子どもたちに関われることの素晴らしさを改めて感じ、もう一つの夢であった「中学校教師」になろうと決意したのでした。
 教師になってからは、普段ギターを弾いて歌うことはなくなりましたが、毎年、学級担任としての最後の学級活動では、何か子どもたちにお礼がしたいと、ギターを弾いて歌いました。3年生の卒業式前日も、学年の先生と何か子どもたちへのサプライズと、体育館で学年の子どもたちに歌を聴かせたり、音楽の先生にピアノを弾いてもらって歌ったりもしました。子どもたちは迷惑だったかもしれませんが、とても喜んでくれる子もいて、「先生のおかげでギターと歌に目覚めました」と高校になってギターをはじめ、「今、ストリートミューシャンやってます」なんて子もいました。卒業式の日には、保護者もいらっしゃる前で、1曲弾き語りもしていました。時には、たいした曲ではありませんが、オリジナルの曲を作り歌ったこともあります。まさか先生が…という思いもあるのか、子どもたちも保護者の皆さんも私自身が驚くくらい感動してくれることもありました。あるときからはバレー部のお別れ会や卒部式でも毎年歌っていました。
 私自身、今でも様々な曲を聴きます。もちろん、洋楽やクラシックも…。音楽って本当にいいなと心から思います。そのときの自分の様々な感情を盛り上げてくれたり、落ち込んでいる心を元気にしてくれたり、踏み出せない自分に勇気を与えてくれたり…音楽の力はすごい!と私は思います。

 御陵中吹奏楽部の子どもたちが、真剣な表情で、呼吸をひとつにし、心をひとつにして演奏している姿は、それだけで感動します。「伝えよう!」「心を届けよう!」としていることがちゃんと全身に響いてきます。御陵中の子どもたちから元気と勇気をもらっています。
 さあ、吹奏楽部3年生の皆さん、今日はこれまでの集大成です。心をひとつにした演奏を期待しています。いつもいつも素敵な演奏をありがとう!!