学校日記

【2月14日】私にできることは…

公開日
2023/02/14
更新日
2023/02/14

Kのつぶやき

 今朝の西日本新聞「春秋」からです。

 アジアと欧州が交差する地が今、悲しみに覆われている。トルコとシリアの国境地帯で発生した巨大地震から1週間が過ぎた。犠牲者は3万人を超え、被災地を視察した国連本部はさらに増えるとの見通しを示した。未曾有の大災害だった東日本大震災を大きく上回る被害に胸がふさがる。懸命の救出活動が続くものの、内戦状態のシリアでは二重の災禍に打ちひしがれる人がいる。欧米はシリアのアサド政権への制裁を継続中で、国際的な救助や支援が遅れているとの指摘も。
 そんな中、がれきの下から生まれたばかりの女の赤ちゃんが救出されたとの報道があった。母親は建物の崩落に巻き込まれた状態で出産、間もなく亡くなったとうだ。へその緒が付いた赤ちゃんのそばで父親やきょうだいも息絶えていた。多くの命が失われる傍らで、幼い命が救出されたとのニュースが相次ぐ。がれきの下敷きになったまま、母乳を与え続け、厳寒と空腹から守った母親もいた。
 2016年の熊本地震でも混乱のさなかに生まれ、周囲につながれた命があった。家族は新しい命を守ることで困苦に耐え、すくすくと育った命は復興の象徴と希望になった。だからこそ奇跡的に助かった命はいとおしい。日本の国際緊急救助隊も派遣され、日本赤十字社や非政府組織(NGO)、国連児童基金(ユニセフ)などが寄付を募っている。日本からできる支援はある。

 生存率が著しく下がる「発生後72時間」を経過したあと、奇跡的な救出が続いていることも報道されています。。
(西日本新聞の記事から)170時間後に助け出されたのはシベル・カヤさん(40)。崩壊した5階建ての1階から救出され、病院に搬送された。
 12日にはガジアンテプ県で男の子のセミヒ・エゲ・インジェさん(8)が発生後155時間後に救出され、救急隊に「飲み水とアイスクリームをください」と笑顔を見せた。

命は尊い。命はかけがえがない。命は素晴らしい。命は奇跡をも生む。
しかし、命はたったひとつ。突然、なくなることもある。
だからこそ、大切にしたい。
いつ、どうなるかは誰にもわからない。
だからこそ、大切に大切にしたい、自分の命も人の命も。
今日、生きていることを喜び、生かされていることに感謝したい。
今日を精一杯、生きたい。そして人を笑顔にする、人を幸せにする、そんな生き方をしたい。私たちにはできることがある。たとえそれが小さなことでも、小さな優しさでも小さな善意でも。
小さな優しさ、小さな善意が集まれば、それは大きな大きな力となる。