【校長だより】不審者対応避難訓練
- 公開日
- 2021/09/24
- 更新日
- 2021/09/24
学習活動
今日の3校時に避難訓練を行いました。今回は、学校に不審者が侵入したことを想定しての訓練です。
不審者侵入を想定しての訓練は、平成13年(2001年)に大阪の池田小学校で8人の児童が殺害された事件をきっかけに全国で実施されるようになりました。今年は事件から20年という節目であり、事件のあった6月には多くの報道もされていましたので、当時を思い出された方も多かったのではないでしょうか。今年度も、不審者が刃物等をもって学校に侵入する事件は他県で起こっています。下大利小学校でも万が一を考え、毎年避難訓練を実施すると共に、適時対応マニュアルの見直しを行うなど、危機感をもって進めているところです。
今日の訓練も、「学校への不審者侵入に対する児童の危機意識を高めると共に、不審者侵入時の対応の仕方を知らせ、危機回避能力を養う。」というねらいをもって実施しました。感染対策のため全校児童を一斉に集めることはせず、不審者侵入の訓練放送に従い、各教室の鍵をかけて教室に留まるという形をとりました。また教職員も、不審者役を立て、さすまたなどを使って取り押さえる訓練を行いました。
さらに訓練終了後に子どもたちは、振り返りシートをもとに、不審者侵入時の対応の仕方や公園等で不審者に声をかけられた時の対応の仕方について各学級で学習しました。中には、不審者に腕をつかまれた時にどうしたらよいのか実演させて考えさせている担任もいました。
子どもたちは、担任の指示に従って整然と行動したり、不審者に遭遇した時にはどう行動すればよいのか改めて考えたりすることができていたようです。
あってはならないことですが、「自分の身は自分で守る」ことができるよう、万が一を考えて対応できる力を身につけさせておきたいものです。