【9月24日】どうか無事で…
- 公開日
- 2024/09/24
- 更新日
- 2024/09/24
校長のひとりごと
先週土曜日15時頃、自然教室を無事に終えた1年生が帰校しました。今日は、「振替休日」です。それぞれ、家庭でゆっくりしているころでしょうか?
また、土曜日の午前中は陸上部が春日公園周回コースで行われた区駅伝競走大会に出場、その中で男子はダントツの「優勝」を成し遂げました。夕方は吹奏楽部2年生9名が大文字公園での旗の舞に出演し、おおの大文字まつりのスタートを華々しく飾りました。私もあっちに行ったりこっちに行ったりでなかなか忙しい一日でした(^_^;) ですが、子どもたちの頑張る姿を見られることは幸せなことですから、こんな忙しさも本当に有り難いことです。
さて、今朝の讀賣新聞のコラム『編集手帳』からです。
「まさか」災害に遭うとは…異常気象が暮らしに牙をむく時代に入り、1字変わったことを思い知る今日だろう。「またか」。能登半島の北部を大雨が襲い、おびただしい被害が出ている。どうしてまた、大地震から復興途上の能登に? いったいなぜ、雨が人の命をこうも奪っていくのか? ふたつの疑問が切なく響き合う「またか」である。
土砂が家々をのみ込み、むき出しになった山肌には二次崩壊の危険が潜む。川の氾濫で街は水浸しとなり、仮設住宅まで床上浸水した。避難した場所から避難しなければならない被災者は多数にのぼっている。
輪島市の喜三鷹也(きそたかや)さんは近くの川からあふれ出た濁流に家を流された。そこには中学3年生の長女、翼音(はのん)さんがいたという。「部屋の扉が開かない。外は海みたい。窓からも逃げられない」。喜三さんはその声を電話で聞いて以降、娘に会えていない。
人を悲しませたり、困らせたり、どこに恨み言を言えばいいのか、あんまりである。天災は忘れた頃にやってくるとは本当か。今や、忘れる間もなくやってくるではないか。無慈悲な気象環境が列島を取り巻く。
能登大雨の映像や被害状況の報道を見るたびに胸が痛みます。なんでまた?…誰しもがそう思います。今朝の時点、能登地方では「7人死亡、2人行方不明、 4人の安否不明」との報道があっていました。懸命の捜索が続けられていますが、以前翼音さんも行方不明のままです。ご家族の心中を思うだけでたまらない気持ちになります。
1月の能登地震から9ヶ月ほどで今度は大雨…。被災された方々が、「もうどうしていいかわかりません…」「助けてください…」「今は何も考えられません…」などと言われていました。私たちにできることはわずかであったとしても、とにかくできることを見つけ、支援をしたいと思います。それと同時に、本当にいつどこで起きるかわからない自然災害に、少しでも私たちは準備をする。自然の猛威の前で「防災」はできなくとも、少しでも「減災」となるような準備をしていくしかないのだと思います。
翼音さんをはじめ行方不明の方、そして安否不明の方の安全が確認されますように…心から願います。