【9月21日】継続は力
- 公開日
- 2023/09/21
- 更新日
- 2023/09/21
校長のひとりごと
本日9月21日は「国際平和デー」という日です。
これは、コスタリカの発案により1981年の国連総会によって制定されたそうです。当初は国連総会の通常会期の開催日である9月第3火曜日だったものが、2002年からは9月21日に固定されました。2002年から、この日は「世界の停戦と非暴力の日」として実施され、この日一日は敵対行為を停止するよう全ての国、全ての人々に呼び掛けています。
ネットニュースには、以下のような記事も載っていました。
21日の「国際平和デー」を前に、アメリカ・ニューヨークの国連本部で16日、日本から贈られた「平和の鐘」を鳴らす式典が開かれました。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、グテレス事務総長やコロシ国連総会議長らが参列し、世界各地の紛争解決を呼びかけました。グテレス氏は「戦争という毒が私たちの世界にまん延している。戦場で争うのでなく、団結し、貧困や飢餓、不平等、気候変動など私たちが直面する共通の課題に取り組むべきだ」と訴え、鐘を突きました。
世界を見渡せば、ウクライナだけでなく、様々な国や地域で戦争、紛争、内戦などが未だにあり、かけがえのない命や家などが奪われ、それが貧困や飢餓にもつながっています。昨日のひとりごとにも載せましたが、戦争のない平和な世界は、その国や地域の方からすれば、当たり前ではないのです。私たちは今日という日を無事に迎えられていることに感謝をしなければならないですし、「ありがたい」とか「生かされている」という気持ちをもっておく必要があると思います。だからこそ、人を大切にすること、まずは身の回りの人に「目配り・気配り・心配り」やあたたかい気持ちで接することを忘れてはならないと思います。
さて、話は変わって、PHPの「『いい習慣』で人生は好転する」の中に寄稿されているフリーアナウンサーの堀井美香さんの「続けることが自分を支える」からです。
昔から、何かを続けることが好きです。続ければご褒美が待っているとか、何かが手に入るからというよりは、毎日続けることで自分の量(かさ)が少しずつ増していく、自分が肥えていく感じが好きなのだと思います。成果がすぐに出なくても、続けることで自分を納得させられるし、安心できる。ほがらかで幸せに育ってきた私ですが、会社に入ると自分の空虚(くうきょ)さ、足りていなさに落ち込むことが増えてきました。同僚は優秀な人だらけだし、仕事でゲストをお迎えするのはその道をきわめたプロばかり。そういう方たちを目の前にすると、あれもこれも、いろいろなことに手を出している私って、なんて薄っぺらいんだろう、と。彼らに追いつこうとは思いませんが、自分を恥じることなく、正々堂々と同じ場所にいられるにはどうしたらいいかを考えた結果、ますます習慣に頼るようになりました。誰に評価されずとも、続けていれば穴は埋まっていくのではないか。そんな期待もあったと思います。私にとって習慣は、自分を高める方法の一つです。…(後略)…
堀井さんは、TBSに1995年に入社し、ととえ目立たなくとも地道に真面目に仕事を続けてこられ、有名は「世界遺産」という番組のナレーターを務めたり、様々な仕事に前向きに取り組まれ、昨年フリーのアナウンサーになられたそうです。最近でもラジオ番組や本の執筆など多方面で活躍されています。
損得ではなく、誰かのため、そして自分の成長のためと地道に続けることがいかに大切かを堀井さんは教えてくれているのだと思います。
やはり、「継続は力なり」ですね…