最近の記事はこちらメニュー

最近の記事はこちら

【8月12日】一生懸命はかっこいい!

公開日
2024/08/12
更新日
2024/08/16

校長のひとりごと

 先週8日(木) 16時43分ごろ、日向灘を震源とする深さ31キロ、地震の規模を示すマグニチュード7.1 の地震がありました。宮崎県日南市で震度6弱、宮崎市、宮崎県都城市、宮崎県串間市、鹿児島大崎町では震度5強など、宮崎県、鹿児島県を中心に大きな揺れを観測しました。人的な大きな被害はないようですが、家屋などの倒壊や半壊などの被害が出ているとのことです。また、この地震が「南海トラフ地震」の想定域の端での地震のために、その関係が心配されています。「地震国 日本」は、様々なプレートの影響で、いつどこで大きな地震が起きるかわかりません。南海トラフ地震が30年以内に起きる確率は70~80%といわれています。以前からずっといわれているように、地震を止めることはできなくても、備えること、そして「減災」につとめることが大切だと思います。


 さて、8月9日の讀賣新聞のコラム『編集手帳』からです。


 足の速い人の代名詞、イダテンはもともと日本語ではない。古代インドの俊足の神スカンダの挿話を仏教が取り入れた。その際、何かの間違いがあって「韋駄天(いだてん)」の漢字になったといわれる。

 パリ五輪の男子100m決勝は俊足の神の導きか。8人全員が9秒台という史上初の戦いになった。日本代表のサニブラウン・ハキーム選手は自己新の9秒96を出しながら、準決勝で敗れた。「もっと行けたなって思います」。なかば茫然(ぼうぜん)とし、悔しそうにしながらも次の五輪を見据える表情に、脚本家の山田太一さんの言葉を思い出す。

「1位の人に話を聞いて、がんばればできる、というのは一般論にならない」。

負けた人たちを見つめて、何かを思うことのほうが人生というものの現実に近いと。詰めの1点を取りこぼして4強を逃し、再起を誓うバレーボール男子しかり。各競技で金メダルの歓喜と同じくらい、ショックな敗戦に心揺さぶられる五輪が終盤を迎えている。

 シャッポを脱ぐ、が頭をよぎる。これも完全な日本語ではない。シャッポは仏語の帽子。どんな負け方をしても降参のしるしに帽子を脱ぐ選手はない。


 パリ五輪が閉幕しました。日本選手団は海外五輪で最多の45個のメダルを獲得しました。私もたくさんの競技を、時には眠たい目をこすりながらテレビで観戦させていただき、たくさんの感動をいただきました。それは決してメダルをとったときの感動だけでなく、負けてしまう試合や競技であっても、その全力の戦いに心震えました。試合後の選手たちのインタビューでも、その一言一言に、これまでの誰もまねできないような努力や思いが感じられ、目頭が熱くなることが何度もありました。どうしてもメダルをとった選手が注目され取り上げられることが多いですが、日本代表としてこれまで血のにじむような努力をしてきて、そして全力で戦ったすべての選手に心から拍手を送ります。

 最後の最後まであきらめないことの大切さを身をもって教えてくれた選手たち。こんなにも心熱く感動させてくれた世界中の選手を心から尊敬します。本当に感動をありがとうございました。そして、お疲れ様でした!


頑張ることはすばらしい!一生懸命はかっこいい!

選手たちの全力の姿は、本当に美しかった…



※夏休みも半分が過ぎましたが、大野東中の子どもたちは有意義な夏休みを過ごしているでしょうか?熱中症や夏バテにならないよう、また事故等にまきこまれないよう残りの夏休みも健康面に気をつけながら充実させてくださいね!