【5月16日】お金では買えない“宝物”
- 公開日
- 2025/05/16
- 更新日
- 2025/05/17
校長のひとりごと
遠越段さんの『すごい名言』からです。
◆「ただお金を持っているというだけでは幸せになれない。本当の幸せというのは、人生に目標、目的を掲げ、それを達成した喜びの中に、そして、そのために自分で創意工夫してがんばりぬく過程の中にあるのだ」(フランクリン・ルーズベルト[第32代アメリカ大統領/アメリカ])
お金がこの世で最も重要なものの一つであることは、子どもでも知っている。親たちが毎日、そのお金をいかに稼ぐか、いかに有効に活用するかについて気を遣っているのを見て育っているからだ。
お金のことをよく知らない人は、そんな心配しなくてもよいボンボンである。お金はまぎれもなく重要である。お金があるおかげで、人は自由に行動できるのだ。互いに拘束することなく、欲しいものを手に入れられる。
他方でお金は富を表し、富は見えない類の力を人に与えてしまうことがある。だから人はお金に魅せられ、お金に憧れる。しかし、問題は、お金という富が人を本当に幸せにするかというと、必ずしもそうではないというところにある。
お金が、扱いようによっては人を大きく不幸にしてしまう。一番の幸せのもととなる、よい家族や友人関係、そして仕事の充実を、お金よりも大切なものとして捉えるようにしたいものだ。
単なる個人の満足だけの“幸せ”というものもあるかもしれません。しかし、本当の幸せはお金では買えない。やはり、人の役に立つこと、人から頼りにされること、人から感謝されること、そして、仲間とともに同じ目標に向かって全力を尽くすこと…その中にこそ、お金では買えない幸せがあると私は思います。
子どもたちは今、かけがえのない仲間と共に、目標に向かって精一杯に頑張っています。頑張った先にお金では買えない“宝物”ができるはずです。そして、心からの“幸せ”を感じてくれたら…そう思います。
(ひとりごと 第1017号)