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【5月2日】子どもって素晴らしい!

公開日
2023/05/02
更新日
2023/05/02

校長のひとりごと

 今日は一年生と引率した先生方は振替休日となります。私も振替休日のはずが…?
 それはさておき、昨日、無事「自然教室」から帰ってきました。出発前日はかなり強い雨が降っていました。出発当日は曇りの出発式。そして、波戸岬に向かっていると曇りから晴れに変わり、二日間は最高の天気となりました。海を臨む素晴らしい波戸岬の景色と心地よい風に当たりながら、充実した二日間を過ごしました。その様子や雰囲気は、ホームページで少しは感じていただけたのではないかと思います。昨日、1年生の子どもたちの写真をとっているとき、一人の子が私に、
「うちのお母さん、校長先生がいろんなことホームページに載せてくれるから嬉しいって言ってました!」
 と、にっこり微笑んで言ってくれました。
「そうなの?ありがとうございます、ってお母さんに伝えてね!」
私はそう伝えました。楽しみに見てくださる方がいるって本当にありがたいです。

 私は、コロナ禍になったとき思いました。子どもたちが学校にいない学校はこんなにもさみしくつまらないものであることを。そして、子どもたちが登校しはじめても、保護者や地域の方に学校に来てもらえない。行事も中止、実施したとしても無観客、授業参観もできないような状況が続いているとき、ホームページを活用して少しでも保護者や地域の方に学校の様子、子どもたちの様子、コロナ対応で苦労しながらも頑張り続ける先生方の様子…それらを伝えることがとても大切だと思いました。特に、保護者の方は今、学校が何を取り組んでいるのか、子どもたちは笑顔で過ごしているのかなど、知りたいと思うのです。知らないと心配になります。まずは、できる限り知ってもらう。それが学校にとって、教育という場にとって必要なことだと思います。
 PTA総会で私は話させていただきました(22日のひとりごとに載せました)が、学校・家庭・地域が連携しなくては教育なんて成り立たない。大人が人のせいにして、前に進むことはないし、そんなことをしていて一番不幸になるのは未来を創る子どもたちなのだと。子どもたちは「宝」です。未来を担う「宝」です。その子どもたちが、自分の限りない可能性を知り、様々なことにチャレンジし、失敗を重ねながらも人として成長していく。そして、自ら未来を切り開き、地域や社会に貢献できる人になってほしいと私は思っています。そのためにも大人が、目標を共有し、共に力を合わせ子どもたちを支援していく。これこそが、大切だと思うのです。
 中学生という多感な時期、子どもたちは気持ちも揺れます。悩みます。その中で親や先生が心配するようなこともあるかもしれません。しかしそのときに、そのことをしっかりと大人が受け止め、自分を振り返り、連携をとりながら子どもたちとしっかりと向き合うことが大切だと思います。
 この「ひとりごと」は、私がどんなことを見て、どんなことを考えているか、また、新聞や書物等からの文章を引用するなどして、一緒に考えたいこと、知ってもらいたいことなどをできる限り、つぶやきたいと前任校でコロナ禍になったときに始めました。私も、わからないこと、できないことがまだまだたくさんあります。この年になっても未熟でダメな自分がいます。もっともっと「学び」続けなければと思っています。
 学校に子どもたちがいて、その子どもたちと一緒に笑い、泣き、感動できるこの仕事は素晴らしいです。子どもたちの純粋さ、感性の豊かさ、優しさ、どこまでも伸びる可能性…。子どもってすごいです。そんな素敵な子どもたちと共に、大野東中はこれからも頑張ります!
 (朝から感情がこみ上げ支離滅裂な文章になっていることをお許しください)

 そうそう…自然教室の1日目の夜の係会後、私の近くを通った子がとても真剣な表情で、私にこう言いました。
「校長先生、ぼく、もっと自分を振り返って変わっていけるよう頑張ります!」
 係の先生から、「もっと自分自身の行動を振り返って、まずは自分のことをしっかりとやりなさい。そして。自分の仕事にもっと責任を持たないとダメ!まずは自分自身が変わらないと…」
 そんなことを言われたのかもしれません。そう思った私は、
「そっか。その気持ちが大事だよ!素晴らしいね!」
 と声をかけました。その子はしっかりとうなずき、班会議の場所へと移動しました。
 子どもたちは、みんな伸びたいと思っています。もっとよくなりたいと思っています。そして、大人の声もちゃんと心で受け止めて頑張ろうとするのです。そんな子どもたちのまっすぐな気持ちを私たち大人は大切にしなければと改めて思いました。その子の言葉、表情に私は、心打たれました。子どもたちってやっぱり素晴らしい!