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【10月25日】本屋へ行こう!

公開日
2023/10/25
更新日
2023/10/26

校長のひとりごと

 読書の秋です。文化発表会を実施する10月27日は「読書の日」。そして27日から11月9日までの2週間が「読書週間」となっています。そもそも、なぜ「読書の秋」なのでしょうか。あるサイトにはこのように記載されていました。

 もともと中国の韓愈(かんゆ)という文人が残した漢詩の一説にある「燈火稍(ようや)く親しむ可(べ)く」という言葉が広まったからとされているそうです。「燈火稍く親しむ可く」は、「秋の夜は涼しさが気持ち良いので、灯りに照らして読書をするにはいいものだ」という意味とのこと。この漢詩は、韓愈が息子に読書の大切さを教えるために詠んだと言われています。そして、秋の夜の涼しい気候の中、ゆとりある時間に集中して何かをするにはちょうど良く、この言葉が多くの人を納得させ広まっていったことで現代でも言われ続けているようです。

 西日本新聞の「こだま」の欄に桑原美和子さんという方の読書に関連する投書が載っていました。

 今夏は家にこもり読書にふけった。早朝に1時間ほど畑仕事をしていたが、あまりの暑さに家事と読書で一日を過ごすことになった。私の読書の行儀は良くない。本に線を引き、風呂場でも読む。図書館から借りた本ではできないので町の本屋で買っていたが、本屋は4月に閉店。図書館を利用せざるを得なくなった。
 図書館に通いやっと慣れ始めた直後、7月の大雨で甚大な浸水被害。復旧作業は手つかず。仕方なく本屋も図書館も車で往復1時間の市街地までいかなければならず本当に困った。家にある本を読み返すけれど物足りない。本を買いに行く。
 ある作家が「本を買ってください。作家は本が売れないと生きていけません」と講演会で言われた。私は本を読むことで助けられ、今まで生きている。やっぱり遠くても本屋に行こう。

 若い頃、勉強不足で本もあまり読まなかった私は、年を重ねるにつれ、少しずつ本を手にとるようになりました。特に、50歳頃からはさらに本を読むようになりました。時々本屋に行っては、気になるタイトルを目にすると、値段も見ないで買い込んでいました。あるとき、中古でもいいかと、ネットで見たら「10円」とか「100円」とかの安価な表示、よく見てみると、送料が「500円」とか「800円」とか載っていて、結局それぐらいするのかと思いましたが、新品を買うより安いかと、ためしに何度か買いました。しかし、何となく多少高くても、新品で買う方が真剣に読む自分がいて、また本屋に行って買うようになりました。
 読書の効果については様々あるとは思いますが、たとえば…
◆教養が高まったり知識が増えたりする
◆文章力が向上する
◆判断力や行動力が身につく
◆想像力が向上する
◆語彙(い)力が増す
◆アイデアが得られる
◆コミュニケーション能力が向上する
◆ストレス解消 等

 「なかなか読む時間がない」という人も多いと思います。私もそうです。だからこそ、少しの時間を見つけること、そしてとりあえず、読みたいところや目次で気になるところから読んだりもします。何よりまずは、本に親しむことが大事かなと思っています。…そう言いながら、最近本屋に行けていません。
 よし!本屋へ行こう!!