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【2月7日】極寒の中…

公開日
2024/02/07
更新日
2024/02/07

校長のひとりごと

 インフルエンザが流行しています。学校によっては、学級閉鎖、学年閉鎖、学校全体を休校にしている学校もあります。本校でも少しずつ流行の兆しが見えます。基本的な感染症対策をしながら、できる限り広がらないように気をつけていきたいものです。

 今朝の西日本新聞『デスク日記』に次のようなことが書かれていました。

 車中泊をしてみた。能登半島地震の被災住民は厳冬下、過酷な避難生活を強いられ、車で寝泊まりする人も多い。安直な共感や同情と言われるかもしれないが、自分自身、何かがしたかった。
 1月末、大分県の日田支局駐車場。布団、マットで寝床をつくり、午後9時に車内へ。気温は1度。車内も寒い。近所迷惑を考え、エンジンはつけない。体温と外気の気温差で窓は真っ白。空気の循環がなく息苦しい。ドアを開けての換気は2度だけしたが、寒風が一気に入ってきた。厚着で汗が出る。その汗で体が冷える。汗を拭き、さらに着込む。乾燥が激しく喉はカラカラ。倒したシートの寝床はでこぼこがあり、腰が痛い。ぐっすりではなく、ぐったりの状態で、朝7時に車を出た。眠れたのは4時間程度だった。被災住民の疲労は蓄積しているだろう。心配でならない。

 能登半島地震で被災された方々で、1日現在、約1万4千人が避難されているとのことです。2次避難者が5千人以上、さらに先月末、石川県内で90人以上が「車中泊」をしているとの回答があったとの報道もなされていました。自宅に帰りたくても帰れない。ホテルや旅館などの2次避難も一時的なものですから、今後は仮設住宅や公営住宅への入居、または自宅に戻りたいとか、地元に帰りたいなど、様々な思いがある中で、どのように対応していくのか、どのようにしていくのか、課題は山積しています。
 「車中泊」もどれほど大変か…デスク日記を読むだけでも伝わるものがあります。極寒の中、車中で過ごすことだけでも大変な上に、食事のこと、トイレのこと、お風呂のこと、洗濯のこと、、もちろん仕事のこと、今後の生活のこと…様々なことに不自由や不安を感じ、肉体的にも精神的にも苦しい中で、毎日必死で生活されています。それを思うと、本当に胸が苦しくなります。心配になります。
 1月1日の地震からあっという間に1ヶ月以上が経ち、被災された方はもちろん、たくさんの力で復旧・復興がすすめられています。報道されることが少し減ったからといって、被災地が大丈夫になったわけでもなく、これからも息の長い支援や援助が必要となります。私たち一人一人が気にかけ、情報を得ながら、できることを続けていくことが大切なのだと思います。